はじめまして。広島を中心に年間100件以上の施工実績を持つ解体専門店、株式会社メイプルの代表・薬師寺です。
建替えのために実家の解体工事を検討され、複数社から相見積もりを取ったものの、「業者によって項目や金額が全然違う…どう比較すればいいの?」と悩んでいませんか?
結論から申し上げますと、解体工事が業者によって見積もりが変わる最大の理由は、新築工事と異なり、明確に工程別の原価が計測できないことが多いからです。
この記事では、30年以上の実績を持つ解体のプロが、実家の解体で追加費用を回避するための「見積書の正しい見方」と、本当に比較すべきポイントを徹底解説します。これを読めば、悪徳業者に騙されず、適正価格で安全に建替えを進めることができます。
なぜ解体業者の見積もりは「項目」や「足場・養生の面積」が違うのか?
結論:解体工事は現場ごとに壊し方が変わり、明確な工程別原価が出しにくいからです。足場や養生の面積も、各業者の安全基準や工法によって差が出ます。
「A社は一式見積もりなのに、B社は細かく書かれている」「同じ実家の解体なのに、C社とD社で解体の見積書にある足場や養生の面積が違う」
このような疑問を持つのは当然です。2026年現在でも、解体業界には完全に統一された見積もりのフォーマットが存在しません。
見積もりが業者によって異なる3つの理由
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原価計算の難しさ: 解体は「壊してみないと分からない」地中埋設物などのリスクがあり、あらかじめ明確な工程別の原価を計測できないことが多いのです。
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足場・養生面積の計算方法の違い: 建物にどれくらい近接して足場を組むか、防塵パネルをどこまで高く設置するか(安全基準)は、業者の判断に委ねられています。
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処分費の想定: 廃棄物の処分場への持ち込みルートや、自社で分別できる割合によって、処理費用に差が出ます。
見積もり項目の比較チェック表
| 比較項目 | 悪い見積もりの例 | 良い見積もりの例 | プロの視点 |
| 費用の出し方 | 「解体工事一式」のみ | 仮設、解体、処分が別項目 | どこまで細かく書かれているかが透明性の証。 |
| 足場・養生 | 記載なし、または極端に少ない | 実際の外周よりやや広めの面積 | 安全確保と近隣クレーム防止には適切な面積が必須。 |
| 重機回送費 | 記載なし | トラックの台数や回数が明記 | 後から追加請求される代表的な項目です。 |
建替え時の追加費用を回避!見積書はどこまで細かく見るべき?
結論:相見積もりで最も比較すべきは「外構」と「足場」の項目です。また、残置物(家電やガラ)の処分費用が含まれているか確認し追加費用を防ぎましょう。
解体業者の見積もりはどこまで細かく見るべきなのでしょうか?
建物の坪単価ばかりに目が行きがちですが、建物の解体費用自体はどの業者も出し方によって異なります。
比較すべきは、単価の変動が少なく、わかりやすい付帯工事です。
1. 外構工事と足場費用の比較がカギ
当社の過去の事例でも、A社はブロック塀撤去を「一式」としていたため安く見えましたが、実際には土台のコンクリート撤去が含まれておらず、着工後に追加費用が発生するケースがありました。
駐車場や庭石・庭木の撤去など、「外構」がどこまで見積もりに含まれているか、そして安全確保のための「足場」が適正に計上されているかを必ず比較してください。
2. 残置物とガラ処分の罠に注意
建物内に残された家具や家電などの残置物、そして基礎を壊した際に出るコンクリートガラの処分には高額な費用がかかります。
見積書にこれらの撤去・処分費が入っていない場合、後から数十万円単位の請求が来るリスクがあります。
公的根拠と法律の遵守
解体工事で発生した廃棄物は、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)」に基づき、正しく分別・処分されなければなりません。
不法投棄を防ぐためにも、業者が**「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」**を適切に発行・管理しているか必ず確認してください。
[広島市:建設リサイクル法の届出について]
比較しても分からない?分かりにくい見積書はプロに相談を
結論:見積内容が分かりにく過ぎる場合は必ず質問すべきです。信頼できる業者がいるなら、セカンドオピニオンとして他社の見積もりを見てもらいましょう。
「素人が質問すると嫌がられるのでは?」と不安に思う方も多いですが、現場の経験則から言えば、質問に対して明確に答えられない業者は避けるべきです。
優良な業者であれば、なぜその項目が必要なのか、なぜその面積になるのかを丁寧に説明してくれます。
メイプルの「他社見積もり解説・診断サービス」
もし、広島での解体工事で「この見積もり、本当に適正価格?」と迷ったら、一回、他社の見積書を株式会社メイプルにご相談ください。
解体のプロである私たちが、以下の点を詳しく解説いたします。
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項目の抜け漏れチェック: 追加費用になりそうな隠れた「落とし穴」がないか。
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面積・単価の妥当性: 足場や養生の面積、処分費用の単価が広島の相場と合っているか。
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コスト削減のアドバイス: お客様ご自身でできる残置物処分などの節約術をご提案。
他社で契約を迫られている場合でも構いません。直接依頼で中間マージンをカットできるメイプルだからこそ、透明性の高い適正なアドバイスが可能です。
まとめ:信頼できる解体業者を見極めるポイント
結論:解体工事の相見積もりは総額だけでなく、「外構・足場」の内訳や「残置物処分」の明記など、項目の透明性を比較して業者を選びましょう。
建替えを成功させるための第一歩は、安心できる解体工事からです。分からない見積もりはそのままにせず、ぜひ地元の信頼できるプロフェッショナルにご相談ください。
監修者プロフィール
薬師寺(株式会社メイプル 代表)
解体工事の専門家。
広島市を拠点に、年間100件以上、30年以上の実績を持つ「株式会社メイプル」の代表取締役。
「近隣クレーム0件」を目指す徹底した安全管理と、中間マージンを抑えた明朗な料金体系で、地元広島の施主様から厚い信頼を得ている。
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)や産業廃棄物管理票(マニフェスト)制度に関する豊富な実務知識を持ち、不透明になりがちな解体見積もりの「セカンドオピニオン」としても多くの建替え案件をサポートしている。
