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可愛いクマが目印の広島の解体工事専門店 株式会社メイプルです!
今日は”アスベスト”について分かりやすく解説していこうと思います。
【アスベスト調査はなぜ義務化】
近年、建物の解体工事を行う前に「アスベスト調査(石綿調査)」が法律で義務化されました。
「なんで急に必要になったの?」「調査って何をするの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ここでは初めての方でも分かるように、アスベスト調査の理由・流れを分かりやすく説明します。
1.そもそもアスベスト(石綿)とは?
・昔よく使われた「細かい繊維の断熱材・防火剤」
・昔から建物に使われていた建物の断熱材や吹付材として使われてきた素材
・とても丈夫で安いため、広く多くの建物に使用されていた(特に1980年頃)
・しかし、壊れると目に見えない粉(繊維)が飛び、吸い込むと重大な健康被害(肺がん、石綿肺など)を引き起こすことが判明
➡一度吸うと体の外に出にくい、見た目で分からない為、必ず専門の調査が必要
・2006年以降は使用禁止に
2.なぜアスベスト調査が義務化されたのか?
・解体中にアスベストが飛散すると、作業員だけでなく、飛び散ったその場、近隣住民にも健康被害が出るため
・過去、アスベスト飛散による事故が全国で問題になった
・傷むと健康に悪影響が出るため、解体前に調査が義務になりました
・2022年4月からすべての建物で事前調査が義務化
・違反すると「罰則」や「工事停止」になるケースも
3.どこに使われている?
・天井のボード
・壁のボード
・住宅の外壁(スレート・サイディング)
・屋根材(スレート)
・断熱材 など
4.調査が必要な建物とは?
・一般住宅(木造)も含む“すべての建物”が対象
・1980〜1990年代に建てられた建物は特に要注意
・内装材・外壁材・天井材など、意外なところに含まれていることがある
5.アスベスト調査の流れ(簡易)
・建物の図面を確認 → どんな材料が使われているか事前チェック
・現地調査 → 壁や天井を確認し、必要に応じてサンプルを採取
・分析機関へ → 専門の検査機関でアスベストの有無を分析
・結果報告書を作成 → 調査結果をまとめ、解体前に行政へ報告
・解体工事スタート → アスベストが含まれていれば、適切な養生・除去作業を実施
6.調査をしないとどうなる?
・法律違反となり、最大30万円の罰則
・行政からの指導や工事停止の可能性
・近隣トラブルにつながるリスクも大きい
・逆に言えば、調査をきちんと行うことで安心して解体できる
・アスベストの調査と言うと高額な処理費がかかると思われがちですが、調査の結果
➡アスベストが使われていない→通常の解体
➡一部にだけ使われている→必要な所だけ安全に処理
と、言うケースも多くあります。調査をすることで、逆に無駄な費用を防ぐことができます。
7.まとめ
・アスベストは健康被害が大きいため調査が義務化された
・一般住宅でも必ず事前調査が必要
・調査は図面確認 → 現地調査 → 分析 → 報告という流れ
・安全な工事・近隣配慮のためにも、早めの調査がおすすめ
🔷アスベストは怖いとよく言われますが、正しく調査して、正しい方法で工事すれば安全です。
気になる方はお気軽に、広島の解体工事専門店 株式会社メイプルへご相談下さい。


※写真は、我が社の癒し担当 保護猫茶々さんとその仲間(敵?)たち。相棒クロ・通りすがりのシロ・忘れたころにやってくるボス猫
